日本整復師会 トップページ > 会長挨拶・沿革
平成23年12月柔道整復師の有志が立ち上がり、柔道整復師に関する政策や制度を改正しようと全国柔道整復師連合会が立ち上がりました。議員と幾度も懇談し現状制度を理解していただき、改正することに理解をいただきました。議員連盟も立ち上がりました。われわれが学んだことは、積極的に国政に働きかければ、国は動き国民の意思に添う方向へと道は拓けるということでした。現在、議員の中には真摯に柔道整復師の抱える諸問題を受け止め、国民の立場に立って柔道整復師の法定整備を検討し動いております。
今日、若い柔道整復師たちは専門学校において所定の学科を学んできますが、われわれの「業務」を法的に支える「柔道整復師法」また「関係法規」においては、現行法の単なる暗記に終わっています。
われわれ柔道整復師の基本である「柔道整復師法」は、明治以来、諸先輩方の国家への働きかけによって今日を築き上げてきました。
それぞれの歴史的節目において、法律の改正がなされ、その法律について「逐条解説」や「通達」が付随してありますが、日常業務の中でなかなかそこまで省みることが出来ません。先にも述べましたが、国会議員の先生方にわれわれの抱える諸問題を説明するにも、厚生労働省と折衝するにも、また、卑近な例として保険者からの返戻に対しても、確固たる「法」で対処していかねばなりません。
そのためにはまず、
1.保険制度の遵守(『療養費の支給基準』に精通すること)
2.治療の基本である正しい診断・正しい治療
を、会員相互に研鑽し、目指す制度改正、すなわち、「患者本位の制度改正」に向けて進みたいと思います。
「志のあるところ、自ずと道は拓ける」
柔道整復師一人一人が自己の業務に責任と誇りを持って国民医療に貢献できるよう、「日本整復師会」に結集してともに切磋琢磨し、柔道整復師業界を発展させましょう。
会長プロフィール
田中 威勢夫
昭和29年 静岡県下田市生まれ
卒業後、農林水産省水産庁入庁し、退職後柔道整復師を志し、東京柔道整復専門学校入学。義父である安谷屋信一の元、修行し協同組合日本接骨師会の一員となりその後同会法制部長として活躍する。現在日本整復師会会長を務めるかたわら全国柔道整復師連合会会長、厚生労働省社会保障審議会柔道整復療養費専門委員をつとめる。
平成23年2月 | 一般社団法人日本整復師会 設立 |
平成23年7月 | 日本整復師会、会則改定 |
平成25年3月 | 定款変更 |